最近、自分のデスク周り環境をアップデートしようと思い、まずは椅子から変えてみようとかと考え色々調べた結果、GrowSpica Eliteを購入しましたので、紹介していきたいと思います。
GrowSpicaについて
GrowSpicaはRASICALから販売されているオフィスチェア(ワークチェア)になります。RASICALは日本の会社なので保証内容もしっかりしていて安心です。GrowSpicaシリーズは、「Base」「Pro」「Elite」の3種類がラインナップされています。価格も「Base」「Pro」「Elite」の順に上がっていき、各種機能が便利になっていきます。私が今回購入したのは最上位グレードの「Elite」になります。私が購入した2024年12月時点で価格は89,800円でした。
公式HPは以下になりますので、製品の詳細が気なる方はリンクからどうぞ。
「Elite」モデルを選んだ理由
機能的には、「Pro」「Elite」はほぼ差がありません。「Pro」「Elite」の一番の大きな違いは、フレームがアルミ合金になる点です。このため見た目の高級感は「Elite」モデルの方がぐっと上がります。私はそこまで見た目の高級感は求めていませんでしたので、最初購入を検討していたのは「Pro」でした。むしろアルミ合金って経年劣化でくすみそうだったので微妙だなと思っていたくらいです。しかし、結局私が購入したのは「Elite」モデルだったわけですが、その理由は座面の高さです。
- 「Elite」モデルの最低座面高:440mm
- 「Pro」モデルの最低座面高:465mm
上記の値は、公式HPからの引用ですが、「Elite」モデルの方が最低座面高が低いのです。私は身長が175cmありますので、「Pro」モデルでも高すぎるということは無いのですが、より低くできる方を選びました。今まで様々な椅子を購入してきた経験上、リクライニングした時により体勢が楽になるのは座面高が低い椅子だったからです。私は後傾姿勢で作業することが多いです。ブログを執筆したりする際も、背もたれに体をドカッと預けて作業していることが多いため、リクライニング時の体勢の楽さを重視して椅子を選びました。結果的にこの選択をして大正解でした。
組み立て
GrowSpica Eliteは、ほとんど完成した状態で届きます。このため、かなり箱は大きいです。だいたいの大きさをは以下のようになっていますので、搬入時の参考にしてください。大きいとは言っても通常の玄関から搬入するのには困らない大きさだと思います。
幅×奥行×高さ:820mm×630mm×520mm

組み立ての手順はこんな感じ。付属品に作業用のマットまで同梱していました。この辺りの心遣いが日本の会社の高級チェアって感じがして、とてもGoodでした。

一番びっくりしたのがこれでした。組み立て用の手袋まで同梱されていました!こんなものまで準備してくれているなんて感動です。

公式HPに記載の5分で完成は本当か?
結果から述べると、5分では完成しませんでした。組み立て手順が分かっている今から、もう1回組み立てをするとしても5分じゃ完成しないと思います。あと、女性が一人で組み立てをするのは、かなり大変になると思います。不可能ではないですが、椅子がある程度完成した状態からの組み立てになりますので、一つ一つのパーツが相当重いです。成人男性の私でも、結構苦労しました。もし、女性の方で購入を検討されている場合は、友人の助けがあった方が良いかしれません。
とまぁ、マイナスなコメントばかりしましたが、私が今まで購入してきた椅子の中では、ダントツで組み立てやすかったです。だいたい時間にして30分くらいで完成しました。いくつかのレビューにもあったヘッドレストの組み立てがちょっと苦労しましたが、説明書の手順通りにやればそこまで苦労するものでは無いと思います。
組み立て後の状態
全体


かなり高級感があって大満足です。アルミ合金のフレームの方が見た目のカッコよさはありますね。さすが高級オフィスチェアだけあって、軋みや歪みといったものは一切ありません。
座面の高さ

一番低い状態がこちらです。公式HPの値どおりの440mmくらいになります。端の盛り上がっている部分で440mmになりますので、座面中央の部分は座るともう少し低くなると思ってください。


左が一番低い状態。右が一番高い状態になります。私は身長175cmになります。一番高くした状態でも地面に足はべったりとつく状態となります。購入の際の参考しててみてください。
アームレスト
きっと多くの人がオフィスチェアを購入して作業する際には、パソコンを使用する方が多いのではないでしょうか?この際に重要になってくるのがアームレストです。GrowSpica Eliteのアームレストは4D仕様となっています。高さ調整くらいであれば安価な椅子にもついていますが、奥行や幅の調整まで可能となっています。


アームレストの高さは以下のようになります。
座面を最小高にした状態 + アームレストを最小にした場合の床からの高さ:580mm
座面を最小高にした状態 + アームレストを最大にした場合の床からの高さ:650mm
座面を最大高にした状態 + アームレストを最小にした場合の床からの高さ:690mm
座面を最大高にした状態 + アームレストを最大にした場合の床からの高さ:760mm
ヘッドレスト
ヘッドレストは高さと角度の調整が可能です。奥行の調整はできませんのでご注意ください。

オットマン
私は椅子に付属しているオットマンって不要と考えているタイプの人間ですので、まったく使用していませんが、身長175cmの男性が使用するとこんな感じ。最大まで伸ばした状態で足首の手前くらいまでになります。

ランバーサポート
GrowSpicaの一番の特徴がこのランバーサポートになると思います。このランバーサポートは他のチェアには無い珍しい機構があります。ランバーサポート自体を手前に引き出すことが可能になっています。調整の幅は4段階になっています。これによって、どのような体系の人にもフィットする工夫がされています。左がデフォルトの状態で、右が一番引き出した状態になっています。
ただし、注意して欲しいのが、かなりランバーサポートが強力です。このため、あまり腰を押されるのが好みではない方は、試座してから購入することをオススメします。


まとめ
10万以内のオフィスチェアとしては、トップクラスの一脚ではないでしょうか。必要な機能は一通り揃っています。サポートもしっかりしていますし、万人にオススメできる一脚であると思います。
GrowSpica Eliteをオススメするタイプ
- 10万円以内で分割ランバーサポート搭載のオフィスチェアが欲しい方。
- ランバーサポートが強力なチェアをお探しの方。(前述の通り、かなり前に押し出す力が強いタイプになります)
- 全面メッシュのオフィスチェアが欲しい方。
- 後傾姿勢での作業をメインとする方。
GrowSpica Eliteをオススメしないタイプ
- リラックスする姿勢で座りたい方。強力なランバーサポートがメリットではあるのですが、このせいでリラックスはあまりできないです。ゆったり動画鑑賞を楽しみたい方には別のチャアをお探しすることをオススメします。
- 前傾姿勢での作業をメインとする方。GrowSpicaシリーズは前傾姿勢用の機構は備わっておりません。このため、書き物・ペンタブでの作業が多い方にはあまり向かないタイプのチェアだと思います。オカムラのシルフィー等の前傾姿勢補助機能があるものをお試しください。
- 座面がクッションタイプの方が好みの方。GrowSpicaシリーズはフルメッシュタイプとなっていますので、メッシュ素材があまり好みでない方はオススメしないです。
- 完全なブラックの椅子をお探しの方。写真だと分かりずらいですが、メッシュの色はグレーっぽい黒になります。完全なブラックではありません。真っ黒な椅子をお探しの方はご注意ください。

結局、椅子って長時間座ってみないと自分に合っているか分からないから難しいんですよね。私は雪国在中ですが、座面メッシュの椅子って冬は結構寒いです!購入検討されている方はご注意ください。夏は涼しくて良いんですけどねぇー

地方にも試座できるお店ないかなぁー
コメント